8.準決勝第2試合
劇団インベーダーじじい 対 東京セレソンDX (2006.7.26)
スカパーのフジテレビ721「インプロ!」の第8回(7/25放送)は準決勝第二試合。劇団インベーダーじじい対東京セレソンDX。インベーダーじじいは一回戦で渡辺えり子の宇宙堂を下した。東京セレソンDXは一回戦で早稲田劇研出身のチャリT企画を破り、二回戦では欽ちゃん劇団を破った。
まずは15分3人芝居の「3on3」。先攻はインベーダーじじい。シチュエーションは「ドラマの撮影現場」、お題1(3分経過)は「何か茶色いパンツ」、お題2(6分経過)は「ジェスチャーで伝える」、お題3(9分経過)は「天使の輪」、エンドセリフ(12分経過)は「やはりお前だったのか!」。
インベーダーじじい(男優3人)はドラマの監督とADおよび遅刻してきた俳優に分担。後攻の東京セレソンDX(男優3人)もドラマの監督と助監督と横柄な俳優。両者ともドラマのワンシーンを苦労しながら作る芝居となった。「ドラマの撮影現場」という設定で、同じものをやっていた。(もちろん芝居の内容は全然違うけど)
代表一人ずつが一緒に二人芝居を作る「1on1」では、インベーダーじじいの役者が「元力士」、東京セレソンDXは「田舎者」という配役。この配役は確か「職業」だったはずだが、「田舎者」は職業だろうか・・・。で、場の設定が「メイド喫茶」。二人とも客に扮した。床に散らばる10数枚の「セリフが書いてある紙(ノート)」から3枚ずつを拾う設定だが、この日のものは「それは犬の肉球でしょ」「だから好きだと言ってくれ」「100キロ超えてますよ」「散歩にぴったりの季節になってきましたね」「おかあちゃんに言いつけてやる」「今日は花火びよりだな」。
二人とも初対面の客になったので、距離が離れたまま、接点のない会話が続いた。気がつくと、メイド喫茶の設定はどっかに行ってしまっていた。
終演後、観客の投票により、この日の勝者は・・・東京セレソンDX。いまいち、盛り上がりに欠ける結果。ただし、東京セレソンDXのほうが穴がなく、芝居が達者だったので確実な勝利だった。
この結果、8月22日の決勝戦は東京セレソンDX対弾丸MAMAER。この大会に参加した10劇団は、若い劇団と名の通った劇団が混在していたが、結局若い劇団が勝ち残った。ただし、東京セレソンDXも弾丸MAMAERも、役者が達者だという共通点がある。特に弾丸MAMAERは3人とも芝居がうまい上に、インプロに慣れていると感じる。弾丸MAMAER優位と予想できる。
(そういえば、この「インプロ!」はインプロ☆ワークスの協力で制作されていると伝えたが、過去のビデオを見たら、最初の4回ぐらい(一回戦)は協力の名前が出ていなかった。どういうことだろう? 2回戦からはインプロ☆ワークスの名がクレジットされていた。)
フジテレビ721「インプロ!」
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