新潮社の文芸誌、月刊新潮の最新号（2008年6月号）は、劇団チェルフィッチュの岡田利規の小説と戯曲の二つを掲載している。文芸誌が一人の作家の小説と戯曲の両方を一挙に掲載するのは珍しい。

岡田利規と言えば、講談社主催の大江健三郎賞を先日受賞したわけだが・・・。

新潮に掲載される小説はタイトルが「楽観的な方のケース」。大江健三郎賞受賞後第一作と紹介されている。また戯曲は「フリータイム」。この作品は５月から６月にかけて「春のヨーロッパツアー」で岡田の作・演出としてブリュッセルとウィーンで上演される。

なお、下記月刊新潮のサイトで小説「楽観的な方のケース」の冒頭部分を「立ち読み機能」で読むことができる。

月刊新潮

劇団チェルフィッチュ

2008.4.7■大江健三郎賞に岡田利規