第２回大江健三郎賞（講談社主催）が６日、作家・演出家、岡田利規さん（３４）の小説集「わたしたちに許された特別な時間の終わり」（新潮社）に決定した。

大江健三郎賞は、前年１年間に刊行された文学作品から、ノーベル賞作家の大江さんが一人で選考するもの。大江氏が可能性、成果をもっとも認めた「文学の言葉」の作品を選ぶ。賞金はなく、受賞作は外国語に翻訳され、世界に紹介される。大江さんの選評は７日発売の文芸誌「群像」５月号に掲載される。また、大江氏と受賞者との対談が行われる。

確かに賞としては小さいかもしれない。しかし、あまたの賞の候補に多くの演劇人がノミネートされる中、実際に受賞したことは意義深い。ってゆうか、めでたい。大江さんの賞だし。

大江健三郎賞
asahi.com：語りの視点「演劇を応用」　大江賞受賞の岡田利規さん