2007.8.28
新宿梁山泊、上演権求めて提訴
映画「血と骨」などの脚本で知られる劇作家鄭義信が、かつて所属していた劇団「新宿梁山泊」に自作の上演中止を求めた問題で、同劇団は27日、鄭義信が在籍時に書いた2作品を上演する権利があることの確認を求める訴訟を東京地裁に起こした。鄭義信の「それからの夏」上演中止問題は、劇団の上演中止で和解した形になっていたが、やはり延長戦が始まってしまった。
対象は「人魚伝説」と「それからの夏」。いずれも同劇団の看板作品として繰り返し上演されている。訴状によると、同劇団は、鄭さんの脚本を下敷きに、役者や演出家がけいこでアイデアを出しながら作品を作り上げており、「完成作品は劇団員全員の共同著作物」と主張。さらに鄭さんが平成7年に同劇団を退団する際、同劇団に対して上演権を認めたとしている。
2007.7.7■鄭義信×新宿梁山泊で上演権バトル
2007.7.26■鄭義信、劇団「新宿梁山泊」と和解
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