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2007.7.7
鄭義信×新宿梁山泊で上演権バトル

揉めている。訴訟に発展。

劇団新宿梁山泊が8月に上演する「それからの夏2007」に対し、脚本家の鄭義信が「自分の作品を無許可で上演しようとしており、著作権侵害にあたる」と、東京地裁に上演差し止めの仮処分申請をした。

鄭義信は新宿梁山泊の座付き作家であった。87年の劇団設立から参加していたが、95年に退団。「それからの夏」は92年に執筆した作品。新宿梁山泊では鄭義信からの中止要請があったがチケット販売を開始していた。

鄭義信によると、新宿梁山泊は過去に3度、自作の無許可上演を行っているという。その不服に対し、劇団側は「作品は劇団全体で作り上げたもので、作家だけに著作権があるというのは異論がある。」と。

確かに芝居の創作には劇団全体が関わる。演出家やスタッフだけでなく役者や制作も関わるもの。しかし、チラシに「作・鄭義信」とした場合、この論理は苦しいだろう。三谷幸喜のように「作・東京サンシャインボーイズ」のようにすべき。よって、今回の場合は鄭義信の主張に一理あると言える。

今後のなりゆきが注目される。訴訟沙汰になるまえに、なんとかなったんじゃないかという気がしてならないが・・・。

新宿梁山泊


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