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2007.5.7
本谷有希子、三島賞候補ふたたび

5月15日に発表となる第20回三島由紀夫賞(新潮社主催)の候補5編に、また本谷有希子が選ばれている。本谷は2年前の第18回三島賞の候補にもなった。そのときの作品は、このたび映画化された「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」。そして今回の候補作は第135回芥川賞候補になった「生きてるだけで、愛。」。芥川賞は逃したが、今度こそ・・・。

ちなみに前回の第19回三島賞候補には前田司郎「恋愛の解体と北区の滅亡」が選ばれていた。

■第二十回三島由紀夫賞候補作品

『ゆれる』西川美和 ポプラ社 二〇〇六年六月刊
『生きてるだけで、愛。』本谷有希子 新潮社 二〇〇六年七月刊
『また会う日まで』柴崎友香 河出書房新社 二〇〇七年一月刊
『みずうみ』いしいしんじ 河出書房新社 二〇〇七年三月刊
『1000の小説とバックベアード』佐藤友哉 新潮社 二〇〇七年三月刊

選考会:五月十五日

近年、「若手の演劇人が面白い小説を発表している」とギョーカイ人の間では有名だが、「若手の演劇人」というのは実は以下の3人に代表される。本谷有希子、前田司郎、岡田利規で、週刊SPではこれを「MMO」と呼んでいる。(たった今思いついた)

ちなみにネットでMMOと言ったらMMORPG(多人数同時参加型オンラインロールプレイングゲーム=Massively Multiplayer Online Role Playing Game)のこと。

週刊SP:2006.07.03■本谷有希子、芥川賞候補に
週刊SP:2005.04.26■本谷有希子氏の小説が三島賞候補に


5月15日に発表になった結果では、佐藤友哉氏の『1000の小説とバックベアード』が受賞。ざんねん。。。


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