2005.4.26
本谷有希子氏の小説が三島賞候補に
文芸春秋の芥川・直木賞に対抗する新潮社の文学賞が三島由紀夫賞と山本周五郎賞であるが、その第18回三島由紀夫賞の候補が発表になり、「劇団、本谷有希子」の主宰であり、小説にも力を入れている本谷有希子氏の小説がノミネートされている。
本谷氏の作品は「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」(小説版)。この作品の舞台版は、劇団、本谷有希子の旗揚げ公演の作品でもあり、昨年再演されている。
第1回公演「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」@高田馬場プロト・シアター
2000年9月2日(土)〜3日(日)
第8回公演「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」@青山円形劇場
2004年11月10日(水)〜14日(日)
なお、選考会&受賞作発表は5月17日。ライバルはやっぱり「となり町戦争」でしょうねえ。
- 中村文則「悪意の手記」(「新潮」04年5月号)
- 本谷有希子「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」(「群像」04年12月号)
- 青木淳悟「クレーターのほとりで」(「新潮」04年10月号)
- 鹿島田真希「六○○○度の愛」(「新潮」2月号)
- 三崎亜記『となり町戦争』(集英社)
- 黒川創「明るい夜」(「文学界」4月号)
劇団、本谷有希子
新潮社文学賞
5月17日、発表があり、三島賞は鹿島田真希の「六○○○度の愛」に決まった。ざんねん!
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