2006.6.23
金丸座×シェイクスピア×山の手事情社
金丸座@琴平町と言えば、「四国こんぴら歌舞伎」の会場「旧金毘羅大芝居」の通称であるが、この小屋は日本最古の芝居小屋として国の重要文化財に指定されている。つまり、国の重文で年に一回、春の一ヶ月間の歌舞伎スター興行「こんぴら歌舞伎」が行われ、全国から歌舞伎ファンが集まる場所である。
その小屋で今年の10月、シェイクスピアの「じゃじゃ馬ならし」を上演する。「香川芸術フェスティバル2006」のオープニング公演として行われるという。演出は「劇団山の手事情社」主宰で、香川でシェークスピア劇の普及に取り組んできた安田雅弘が担当。出演者を一般公募しているという。
最近の金丸座は春の「こんぴら歌舞伎大芝居」にも、落語や雅楽、民俗芸能などに使われてきたが、シェイクスピアをアマチュア参加でというのは例がない。
2005年に蜷川幸雄が歌舞伎役者を使い、歌舞伎座でシェイクスピアの「十二夜」を上演したが、今回の公演はそれに匹敵する試みだ。
四国こんぴら歌舞伎
香川芸術フェスティバル2006
劇空間プロジェクト「旧金毘羅大芝居とシェイクスピア」
参考:2005.4.17■歌舞伎×シェイクスピア×蜷川が実現
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