三谷幸喜が初めて作・演出を手がける歌舞伎作品「決闘！高田馬場」（パルコ劇場）がさまざまなメディアの注目を集めて始まった。

この作品は「パルコ歌舞伎」と冠され、同じ東京渋谷のシアターコクーンで上演されている「コクーン歌舞伎」の向こうを張ったものとなっている。主演は市川染五郎。染五郎が1997年に三谷作品である「バイ・マイセルフ」に出演した際に歌舞伎書下ろしを依頼し、８年越しで上演を実現したものである。

出演は染五郎の他、市川亀治郎、中村勘太郎、市川高麗蔵、松本錦吾、澤村宗之助、市村萬次郎ら。企画がパルコ、製作が松竹という体制。蜷川幸雄の「NINAGAWA十二夜」でも脚本を担当した今井豊茂が三谷台本の補綴（ほてい）を担当。その他のスタッフとして、美術・堀尾幸男、照明・服部基という現代演劇の強力布陣がサポートしている。

公演は３月２日から２６日まで。すでに前売りは完売。

パルコ歌舞伎　決闘！高田馬場

参考：2005.11.21■ついに三谷幸喜歌舞伎発表！