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(911)

2005.3.11
高萩宏氏がドイツ劇団事情を新聞コラムで

世田谷パブリックシアター制作部長高萩宏氏が3月11日の朝日新聞夕刊コラム「ツウのひと声」で、興味深いドイツの劇団事情を紹介している。

そもそも、来日する海外の劇団の名に「なんとかかんとかシアター」とか「なんとか劇場」とかが多いのが不思議だった。劇場ったら小屋のことで、日本でもそういう劇団名がないことはないけど・・・。

ドイツの劇団は劇場併設のものが多数ある、ということらしい。「ドイツにはオペラ・バレエ・演劇の3部門を備えた総合劇場が約70、劇団を持つ演劇専用劇場が約50ある」のだそうだ。また「多くの劇場では、演出家、役者、舞台技術者や制作者も含めて数百の職員が働いており、レパートリーで作品を交互に上演している」のだとか。単純計算でも、100以上の劇場が数百のスタッフを常駐させているとすると・・・数万人になる!

さらに「これらの公立劇場の経費は、約85%が公共の補助金でまかなわれている。残りの15%の収入は、満員の観客が払う1500円から3000円ほどの入場料」なのだとか。安く見れる芝居がいっぱいあって、多くの人が劇場を満員にしているみたいだ。「総人口の4人に一人は劇場に足を運ぶ計算になる」んだと。

レジャー白書2002によると2001年の日本の観劇人口は1280万人。10人に一人だね。

このコラムでは、本年4月より始まる新国立劇場での現代演劇研修所に期待している。「現代劇を作り上げることのできるプロフェッショナルな演劇人の登場が待ち望まれる。」と。みんな国による演劇人養成に、とっても期待しているんだ。

企画室:レジャー白書2002より
世田谷パブリックシアター


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