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2003.2.9
モスクワ、命がけの観劇再開

昨年10月、チェチェン武装勢力が観客や出演者など700人近くを人質に取ってろう城したモスクワ市内の劇場で、事件当時上演されていたミュージカル「ノルド・オスト」の公演が8日から再開された。

事件はロシア特殊部隊の突入で解決したものの、合計170人が死亡(反乱軍数十人を含む)。このうち、2人を除いては突入時に使用されたガスが死因となった。

このほど修復工事が終了した劇場での再開公演の初日、観客席には政治家や著名人、元人質の人々の姿があった。ルシコフ・モスクワ市長は「『ノルド・オスト』はより良い生活を求める(モスクワ市民の)願いや、テロに屈服しない(市民の)意志の象徴である」とコメント。また、上演前には演出家のゲオルギー・ワシリエフ氏がステージに登場、観客は同氏があいさつを始める前から総立ちで喝さいを送った。

劇場はほぼ完璧に修復されており、通路に残された弾痕が事件の痕跡をわずかに留めている。改装費(75万ドル相当)の大半は市当局が負担したが、事件の犠牲者の遺族の間には、事件で救出された人々への補償費とすべきだった、との意見もある。(ロイター)

なお、現時点でもチェチェン勢力による新たなテロのウワサもある。そんな中での公演再開。観劇は命がけでもある。

2002.10.26■ロシアで劇場に武装集団が乱入・占拠


どうかなあ。命を危険にさらして、芝居見に行きますか? NYの状況とは違うもんね。まさに現場だもん。やっぱアメリカやロシアの、ミュージカルへの思いってのがあるんだろうなあ。日本はどうかなあ。観劇に、身捨つるほどの芝居はありや?(じ)


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