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(633)

2002.12.23
静岡・演劇上演中止問題続報(2)

「影武者・沖田総司」上演中止問題においての和解案や関係者の処分は、磐田市教育委員会が、中止直後に当事者に聞き取り調査をして、その報告を元にまとめられた。しかし、新聞報道によると、取材に応じた劇団関係者の証言と調査報告書との証言内容に大きな食い違いがあることが明らかになった。

(磐田市教育委員会による調査報告)
「上演契約を結ぶ前の2001年12月16日、劇団プロデューサーが『台本に差別的表現があるが、よいか』と質問した。市民文化会館館長(当時)が『差別用語を外して検討してください』と要請した」

(その場に同席した複数の劇団関係者の証言)
「館長は『いちいち駄目と言ったら何も表現できない。そちらの責任でやってほしい』と答えた。台本を変えてくれ、という話は(その時)出なかった」

静岡新聞地域経済ニュース

磐田市教育委員会の聞き取り調査は公演中止直後、文化会館館長と公演プロデューサーに対して数回行われたが、報道によると、2001年12月16日の経緯に関して、劇団側の関係者・同席者に市側からの確認はなされていない、とのことである。

この報道を受け、市教育長は議員懇談会の席上で「25日に劇団関係者と再度会うので再確認したい」と述べた。確認の結果、大きな変化があれば報告するとのことである。また、再度事情を関係者から聞いた上で、証言内容が大きく食い違うような場合には、公的な第三者機関に判断をゆだねることも考えていることも明らかにした。

(静岡新聞西部・中部・web版より)

ニュース解説(じんぼ)


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