2000.7.22
緊急告知 !! 「グローブ座大分公演」における
チケット販売の厳しい現状
週刊Fステージご愛読のみなさま、こんにちは。2度目の登場となりました。大分県大野郡「エイトピアおおの」運営企画委員の金田です。
さていよいよ夏恒例の「子供のためのシェイクスピア」も東京公演がスタート、8月からの本格的な地方公演を控え、全国各地で心待ちにされている皆様も多いかと思います。前回(5月11日)告知のとおり「エイトピアおおの」は、今回グローブ座初の九州ツアーで、また九州でただ1ヶ所の公演会場ということで、発売前より地域住民はもとより広く九州各地からの皆様のお越しを期待していたところです。しかし発売後2ヶ月を経過した今日、その販売状況は非常に厳しいものとなっています。
非常事態宣言
14日にスタートした東京公演も例年以上に好評とのことで、改めてこのシリーズに対する評価の高さを確認しているところです。
ところが、ところが、であります。今回、九州初公演となった我が「エイトピアおおの」でのチケットが、ビックリするほど売れていないのです。私が企画した当初の見込みでは、[1]夏休みの親子向け企画 [2]小劇場ファン注目のキャスト [3]県内唯一の公演(結果としては九州唯一) これらの条件が整えば、チケット販売は楽勝だろうと考えていたのです。ある程度の情報宣伝さえ打っておけば、まずは広域からの反応があるだろう、と。しかし、現実はそれほど甘くありませんでした。チケット販売後1ヶ月、2ヶ月と大きな反応もないまま月日は流れ、ついに公演当日まで1ヶ月を切ってしまいました。
「人形劇」かと思われてる、あのポスター
笑ってやってください。このシリーズを既にご承知のみなさんは、そのようなことはないと思いますが、この地方ではきちんと見もせずに、そんなふうに思ってるひとの多いこと、多いこと。でもこの事実、チケット販売の上でけっこう障害となっているのかもしれないのです。まずは「演劇」だという説明をしなくちゃならない。そして次にやっと「難解なシェイクスピア戯曲」が大人も子供も楽しめる作品になっているよ、という話にもっていくわけです。そんな話をあちこちでしなくちゃはじまらないのです。これって、とても大変な時間と労力を要する作業なのです。
「サポータークラブ」活動開始
そこで先日ついに「このままでは間に合わない」と、町内在住で子ども劇場に携わる熱心なお母さんたちをはじめ、今回の公演の趣旨に賛同してくれた職場仲間や友人に協力を求め、「サポータークラブ」を結成しました。残りわずかな期間を、それぞれの熱意による「口コミ」で少しずつでも確実に伝えていこう、という計画です。私ひとりや会館職員だけでは行動範囲も限られていました。わずかなメンバーですが、残された時間のなかで一人でも多くの人に素敵な舞台空間を共有してもらいたい、と思っています。
芝居は、舞台上の役者さんと客席が揃ってはじめて完成するもの。そしてその感動も、劇場に居合わせてこそ味わえるものなのです。
東京公演以外で両方観るならココしかない
最後の切り札です。
東京公演をご覧になったあなたも、東京公演の都合がつかなくてどうしよう、と悩んでいるあなたも、まだチャンスはあります。スケジュール帳とお財布に相談してみてください。大分公演は、「リア王」「十二夜」共に観ることができる最後の公演です。(札幌の塚原さん、福岡のRYUさん、お申し込みありがとうございます。)特に九州在住の皆さん、三重町は大分市からJRで1時間弱です。中途半端な田舎ですけれど、会館(ホール)には自信がありますので是非いらしてください。お盆の最中じゃないか、というかたもいらっしゃるでしょうが、小須田さんはじめ皆さんもお盆返上で九州の片田舎まで芝居をしにいらしてくださいます。どうぞこの夏の観劇旅行にいかがでしょうか?週刊Fステージご愛読の皆様のお越しをお待ちしています。
お問い合わせは「エイトピアおおの」まで
よいお席は会館にあります。どうぞ電話かFAXまたはメールでご連絡ください。(特に「十二夜」は苦戦しております)「週間Fステージを見ました」と書いていただければ、可能な限りよいお席を確保させていただきますので、宜しくお願いします。
エイトピアおおの E-mail : eightpia@fat.coara.or.jp
HP URL http://www.coara.or.jp/~oonora/
2000.5.11■実録、東京グローブ座、大分公演への道 (1)
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