小丸:
| 前回の「ガッコー設立委員会」への出演が久しぶりでしたよね。
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松浦:
| ええ。ちょっと・・・
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小丸:
| 病気してたんですよね。
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松浦:
| はい。役者の不養生でして
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小丸:
| その前にも一度、出なかったことありましたよね。聞きましたよ、「松浦さんもバイトしないとならないので」とか。
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松浦:
| ひぃー。あああ、そういうころもありましたねえ。そーとー昔じゃないですか。あれでしょ。「眠れる森の死体」でしょ。
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小丸:
| そうですそうです。95年の青山円形ですね。
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松浦:
| けっこう古くから見てるんですか。
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小丸:
| ええまあ。最初はえっと、90年の「テラよりの私信」ですね。そんで、「テキーラ・サンライズ」とか。
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松浦:
| 古いですねえ。
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小丸:
| 駅前劇場とかでしたねえ。
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松浦:
| ああああ、やりましたねえ。
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小丸:
| ずいぶんメンバーも変わりましたねえ。
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松浦:
| ええまあ。みんないろいろですから。
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小丸:
| 昔っからいるのは松浦さんと奥村さんぐらいですか。
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松浦:
| もっとマスメスメディアに行きたいとか、ねえ。
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小丸:
| 松浦さんもテレビ出てましたよねえ。子供番組かなんか。古城さんがホンかなんかやってて。
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松浦:
| ちょっとね。いまはもう、もっぱら声の仕事・・・
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小丸:
| えっ、なんですなんです?
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松浦:
| CMのね、声なんですよ。今も流れてますけど・・・言っていいんですかね。
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小丸:
| いいですよ。いいんですよ。
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松浦:
| カネボウのフレイヤ・・・鶴田真由が出てる石鹸かなんか、あと、エバラ食品の松井直美が出てて、あとパナソニックのDVDプレーヤ・・・声は全国区なんですよねえ。
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小丸:
| いいですねえ。
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松浦:
| でも、顔がねえ。
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小丸:
| 顔がねえ。でも、病気してたりしたんですからしょうがないじゃないですか。こないだの「ガッコー設立委員会」の時も、当初、チラシに松浦さんの名前がなかったじゃないですか。
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松浦:
| ええまあ。あれも急遽だったんですよ。
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小丸:
| みたいですね。私も、制作の岸本さんがインターネットのえんげきのぺーじに「松浦さんが出る」ってギリギリで書き込んでたのを見て、びっくりして、「ほんじゃ観るべえか」と思ったんですよぉ。
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松浦:
| あああ、そうですかあ。
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小丸:
| そんで、ちょっとしか出ないのかと思ってたら、もう、思いっきり出てましたねえ。
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松浦:
| 最初はリハビリ公演のつもりだったんですけど、稽古の段階で、ここも、ここもってどんどん増えていって。まあまあ、出るような形になったんです。
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小丸:
| 私も、ちょっと大丈夫かなあ、って思ってたんですけど・・・まあ、言っちゃえば、「本調子」じゃあなかったですよね。こんなこと言うと、むっとされるかもしれませんが。
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松浦:
| むっとはしませんけど、でも、自分でも精神的な面で「大丈夫かな大丈夫かな」という思いはありましたからねえ。
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小丸:
| 今日のとか観てますと、やっぱパワーが違うと思いましたよ。前回の見てるとき、ここでぶち切れるかな、とか思うんですけど。やっぱねえ。いやらしさはもう、がんがん出てましたけどね。ほんといやらしいやつでした。
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松浦:
| あははは、褒められてるんでしょうか?
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小丸:
| もちろん褒めてますよ。もっともっといやらしくなってくださいよう。
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松浦:
| ええ、まあ。
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小丸:
| なんていうか、古城さんの書く作品にはディスコミュニケーションなやつってのが必ず登場しますよね。むかつくやつです。今回ですと、奥村さんがそんな感じですけどね。で、こういう役ってのは、てってー的にやってもらわないとダメなんですよ。
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松浦:
| そうねえ。まあ、持ちまわり的に、今回は。
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小丸:
| 前回の松浦さんはほんとサイテーのやつでしたよ。私は見ていて、むっかむっかしてましたよ。このやろー、みたいな。うまかったでしたよう。で、早いとこ本調子になってほしいと願いました。
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松浦:
| 今回のはどうですか。私、むかつくような感じに見えますか?
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小丸:
| 今回のはねえ、どっちかゆうと奥村さんの方がはらたちますよね。
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松浦:
| あああ、人間像がねえ。
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小丸:
| 今回の松浦さんは、このやろー、しょーがねえなあ、って感じです。笑えてますもの。
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松浦:
| ああ、まあ、今回はカレが本線で、こっちはちょっとおかしいかな、って。
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小丸:
| 芝居は観ますか?
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松浦:
| 最近は観ませんねえ。昔はちょっとは・・・。ショーマとか観ました。行こうかと思ったぐらいで。
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小丸:
| えっ、ショーマですか。全然合わないじゃないですか。
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松浦:
| 合いませんか、んじゃあ、どこだと思いますか。
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小丸:
| そうですねえ、サンシャインボーイズとか。
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松浦:
| ああ。それ、いいですねえ。
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小丸:
| 役者がツブ揃いでしたからね。
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松浦:
| そうですねえ。
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小丸:
| 三谷さんが、役者に書かされている、とか言ってたぐらいで。
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松浦:
| 役者にホンを書かされるってことですか。
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小丸:
| 一跡二跳は、やっぱ古城さんのホンがきっちり合ってスタートですか。
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松浦:
| まあそうですけど、でも、どっか当ててるって気はしますけどね。
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小丸:
| ええ。松浦さんと奥村さんという駒がありますからね。これをどう配置するか、ってのはあるでしょう。
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松浦:
| そこだけですね。僕が今回、奥村さんの役をやったかもしれないわけです。全然違ったもになる可能性はあるわけです。
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小丸:
| なるほどー。でも、私に言わせると、ダントツで松浦さんがいいんで、そこがこの劇団のまあ、問題点とも言えるわけで。
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松浦:
| ほんとはね、僕がバイプレイヤーみたいなとこに居れれば、いいんでしょうけどねえ。
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小丸:
| そうですね。横からね、芝居をひっかきまわすとか、いろんなことをがんがんやれるとかってね、状況になればねえ。
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松浦:
| なかなかねえ。
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小丸:
| 若い子がみんな残っていって、育っていけばねえ。
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松浦:
| いまいるメンツはけっこう固定してきてるんですよ。
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小丸:
| まあ、伸びてるとは思いますけど・・・女優がなあ。
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松浦:
| ・・・・
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小丸:
| 私、とんでもないこと言ってますね。
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松浦:
| いえいえ、そういう指摘もね、あっていいわけです。
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小丸:
| さっき通し観ながら、ノートに「若い役者に頑張って欲しい」とかこれ、書いてますもんね。
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小丸:
| 映画で好きなのって
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松浦:
| 娯楽でしたら、ジャッキーチェンは好きですねえ。ターミネーターとかブルースウィルスものとか
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小丸:
| エンタテインメント系ですね。その延長にショーマとかがあったんですね。
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松浦:
| だから、難しいのダメなんですよ。笑いの中に、その、悲しみとか、ねえ。
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小丸:
| 古城さんのホンってのも、社会派とか言われますけど、私はかなりエンタメ系だと思いますよ。
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松浦:
| まあ、どんどんそうなってきたって言えるわけで
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小丸:
| 絶対、この作家さんは「笑かしたい」と思って作っていると感じますもの。
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松浦:
| そりゃあありますね。
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小丸:
| テーマというか、シチュエーションとしては社会的なネタを扱ってますけど、でも、いわゆる社会派とは違うと思いますよ。
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松浦:
| 人と人とのコミュニケーションには、笑いとか怒りとか喜びとか悲しみとかあるわけで、で、いまの世の中は希薄になってますよね。それを芝居の場で表現しているわけです。
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小丸:
| 私に言わせると、「歌って踊る」のがエンタメじゃないんだと。これもエンタメなんだと言う人がいて欲しいわけです。芝居っていうと、コントみたいのが笑いになるんですけど、それもねえ。一跡二跳で十分笑えるし、面白いし、エンタメだと思うんですよ。
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松浦:
| いわゆる笑かす芝居だよ、っていうのもね、どうかと思うんです。人ってのは多種多様で、笑うものだって違うわけで、人が汗かいて、バカなことに必死こいてるのって面白いと思うんですけどねえ。どっかんどっかんじゃなくていいんです。
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小丸:
| 前回のやつとか、松浦さんのいやらしさがほんと私は笑ってしまいましたよ。面白かったなあ。
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松浦:
| んじゃあ、今回のはどうですか。
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小丸:
| 今回のですかあ。若い役者のシーンがありますよねえ。あれが本番までにどこまで伸びるか、って感じですかねえ。
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松浦:
| あああ、そこにつきますかあ。
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小丸:
| やっぱねえ、松浦さんと奥村さんが出ているシーンってのは楽しめるんですけど、二人がいなくなるとねえ、普通に芝居やられても・・・
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松浦:
| デフォルメしたり、
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小丸:
| 右往左往したり、ねえ。
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松浦:
| ありますよねえ。
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小丸:
| 悩んでいるのもねえ、単に苦悩を見せられてもなあ。悩んでいるのが情けないとか、バカだとか、そういう広がりが欲しいなあ。
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松浦:
| んーん。もうちょいだな。
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小丸:
| 松浦さんは若い役者とかにダメ出しっつうか、芝居のことを言ったりはしないんですか。
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松浦:
| 言いますよ。でもまあ、いっぱい船頭さんがいてもねえ。
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小丸:
| まあ、演出的なことはあれでしょうけど、やっぱ言ったほうがいいと思いますよ。
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松浦:
| 言いますよ。いろいろいってもあれですけど、でも、わかるとこだけ吸収してくれればいいわけで。
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小丸:
| 役者もね、欲がないとね。
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松浦:
| 欲がないとダメですよ。これでいいと思った時点で終わりです。
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小丸:
| ねえ。もう、毎回変えて、どんどん次に向かっていかないと。役者はもう、同じことをやっちゃダメですね。
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松浦:
| ボクは昨日やったことは今日はやらない主義です。
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小丸:
| いいですねえ。
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松浦:
| だって、会話ってそうじゃないですか。
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小丸:
| ええ。毎回ね。あるいは、こっち側が変わったら、当然相手もね。
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松浦:
| 日常会話ってそうですよ。その場で生まれるものなんだから。明日話したら違うんですから。
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小丸:
| それをね、若手にもぜひやっていただきたいですね。
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松浦:
| っていうか、それが役者の作業ですものね。
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小丸:
| ええ。ぜひね、そうなって、伸びていけば、ね。動員もね。
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松浦:
| 動員もなあ。まあ、群がるような芝居じゃないとは思うんですけどね。
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小丸:
| でも、サンモールとか300ぐらいキャパでしょう。二週間ぐらいはやれる動員が欲しいよなあ。みんな、アプルとかでつまんない芝居観てないでさあ。
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松浦:
| ああああ。それって?
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小丸:
| (ピー)はアンコールがなかったんですよ。
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