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2010.1.20
劇団が原宿で男子校カフェ
萩尾望都の漫画「トーマの心臓」の世界を忠実に再現した「男子校カフェ」が原宿に登場した。店内装飾やスタッフの制服だけでなく、店員のしぐさ、対応までが「男子校カフェ」となっている。それが可能となったのは、劇団スタジオライフが担当したからだ。スタジオライフは舞台「トーマの心臓」を上演し、多くのファンを獲得している劇団だ。
原宿のカフェ「エーデルシュタイン」(渋谷区神宮前4)は2007年9月オープン。もともと「男子校カフェ」の体裁で、「トーマの心臓」を意識した作りだったが、この1月10日からは、スタジオライフとの提携により、カフェ「シュロッターベッツ・ギムナジウム」として生まれ変わった。
「シュロッターベッツ・ギムナジウム」は「トーマの心臓」の舞台。店内には舞台版の「トーマの心臓」の小道具などが飾られる。生徒として接客するスタッフは、黒の上下の制服に、黒のサテンのリボンタイという、舞台同様の制服を着用する。また特別メニューも用意される。
お店を異空間にする試みは一般的だ。ゆえに、舞台作品との親和性も高く、劇団が店舗スタッフとして参加することはもっと増えていいことだろう。舞台美術家や演出家、キャストが本気でかかれば、カフェを異空間に変えることなど、簡単なことだ。このような試みが増えることを期待する。
エーデルシュタイン
(3月31日閉店予定)
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