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2009.12.26
朝日新聞演劇回顧2009
恒例の朝日新聞の回顧2009「演劇」が12月7日の朝刊に掲載された。サブタイトルは「相次いだ超大作 満ちる祝祭感 元気な公共劇場 競争時代到来」というもの。「超大作」「祝祭」「公共劇場」の三題噺のような一年と締めくくっている。
以下、三人が選んだ「私の3点」
●大笹吉雄(演劇評論家)
・新国立劇場「ヘンリー六世」3部作(シェークスピア作、小田島雄志訳、鵜山仁演出)
・ホリプロ「炎の人」(三好十郎作、栗山民也演出)
・世田谷パブリックシアター「奇ッ怪――小泉八雲から聞いた話」(前川知大構成・脚本・演出)
●扇田昭彦(演劇評論家)
・「ヘンリー六世」
・蜷川幸雄の演出(「ムサシ」「雨の夏、三十人のジュリエットが還ってきた」「アンドゥ家の一夜」「コースト・オブ・ユートピア」3部作など)
・フェスティバル/トーキョーでのリミニ・プロトコルの公演(「カール・マルクス:資本論、第一巻」「Cargo Tokyo−Yokohama」)
●徳永京子(演劇ジャーナリスト)
・ままごと「わが星」(柴幸男作・演出)
・フェスティバル/トーキョー「4.48サイコシス」(サラ・ケイン作、飴屋法水演出)
・さいたまゴールド・シアター「アンドゥ家の一夜」(ケラリーノ・サンドロヴィッチ作、蜷川幸雄演出)
なんとなくだが、大御所中心に演劇界が回っているような気がする。若手の活躍は伝えられてはいるが、大きなインパクトとなっていないうちに、世代交代が進んでしまったような・・・。ある人が「演劇の情報発信力が衰えている」と評していたが、当演劇情報発信サイトもその感がある。演劇界全体のパワーアップを期待したい。
asahi.com
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