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2009.9.8
F/T09春の収支決算
総事業費4億円という「日本最大規模の演劇フェスティバル」はこの春開かれた「フェスティバル/トーキョー09 春」だ。10月からは「フェスティバル/トーキョー09 秋」の開催も決まっている。海外からの5団体7作品と、国内11作品が上演される。
さて、この「秋」の記者会見で、「春」の収支決算などが発表された。フェスティバル主催14公演の観客動員は1万5千、提携参加の5公演の動員は1万7千・・・。成功と言っていいもんかどうか・・・。
その収支が興味深い。収入の366,706,083円の内訳は、(財)東京都歴史文化財団負担金205,000,000円(56%)、文化庁助成金(請負契約金)100,000,000円(27%)、豊島区負担金10,000,000円(2.7%)、企業協賛金ほか8,500,000円(2.3%)、事業収入39,507,622円(10.8%)などなど。つまり、助成金が83%で、事業収入は1割ということ。助成金の比重が高すぎないかと・・・。
「助成金が頼りの演劇祭」というのはいずこも同じ。事業収入は、企画と営業努力で決まるものだが、「売れる企画」ばかりじゃ演劇祭の意味がなくなるのも事実。それにしても、助成金の額が死活問題、というのはあまりにも他力本願すぎないかと・・。さて、「秋」はどうでしょうか。動員度外視の面白企画が並んでいるのは確かなんだが・・。
フェスティバル/トーキョー09 秋
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