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2009.6.4
俳優転落事故で劇場に賠償命令

劇場の下見に来た俳優が転落した事故で、東京地裁は劇場を運営する劇団「スタジオライフ」と管理責任者の従業員に約280万円の支払いを命じる判決を下した(6月3日)。

事故は2004年4月6日に起きた。俳優は出演する舞台の下見のため、同劇団が運営する中野区のスタジオを訪問。劇場スタッフの誘導がなかったため、ロビーから客席に入ろうとして、大道具搬入用の扉を開けて入場し、約2.4m下の床に転落した。腰の骨を折るなどの重傷を負った。裁判官は「誘導するなど、事故防止の措置をとる義務があったのに何もしていなかった」と劇団側の過失を認めた。俳優側は劇団と従業員に対し約750万円の損害賠償を求めていた。

う〜ん、あそこから落ちたのかああ。

確かに、初めて訪れる劇場なのに誘導がない場合は少なくない。観客で訪れた場合も、誘導がなされない場合があり、危険を感じることがある。暗い場合や天井が低い場合や装置が出っぱっている場合だけでなく、間違った入口に入ってしまうこともないとは言えない。常に配慮すべき事案と言えよう。


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