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2008.9.30
王子小劇場がメセナアワード2008の「たたかう劇場賞」
王子小劇場の佐藤電機が、企業メセナ協議会が選ぶ「メセナアワード2008」で、毎年変わる部門賞として「たたかう劇場賞」を受賞した。「たたかう劇場賞」は毎年あるわけではなく、王子小劇場が若手劇団への支援を行っていることを称えるものとして作られ与えられた。
今年のメセナ大賞はサントリー美術館運営のサントリー。昨年は資生堂だった。メセナアワードは今年が18回目。1991年に企業と文化支援の関わりが問われる中で制定された。「メセナ」は社会貢献のことで、スポンサードやパトロンネイジとは意味合いが異なる。「企業メセナ」は景気が後退する中で、社会の一員としての企業の存在意義が確認されるものだった。「コスト」や「広告」としての文化活動ではなく、企業の本気度が問われ、その優れた活動を表彰しようというものだった。が、近年はメセナに対する注目は薄れ、常連の大企業ばかりが名を連ねるものとなっている。
そんな中、今年の「たたかう劇場賞」として選ばれた佐藤電機の存在は大きい。今年は「たたかう劇場賞」以外に、「地域文化支援賞」「伝統芸能継承賞」「音楽文化普及賞」「網の目コミュニケーション賞」と「メセナ大賞」があった。昨年は「メセナ大賞」「地域文化振興賞」「企画運営賞」「バックステージ支援賞」「体感音響賞」「俳壇ネットワーク賞」があった。
企業メセナ協議会
王子小劇場
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