2008.5.28
新宿コマ、シアターアプル、年内に閉館へ
阪急阪神東宝グループのコマ・スタジアムは28日、新宿コマ劇場と併設するシアターアプル、コマ東宝(映画館)を年内に閉鎖すると発表した。
新宿コマ劇場は1956年の開場。2088席は首都圏最大級。70年代に全盛期を迎え、「演歌の殿堂」の異名をとった。また「ピーターパン」や「アニーよ銃をとれ」などのミュージカルもヒットした。しかし、近年は観客減が顕著となり、新しい企画も不振だったという。築50年を過ぎ、老朽化も目立っていた。
2005年5月、新宿コマ劇場の運営主体であるコマ・スタジアムとアミューズ、阪急電鉄は業務提携を行い、アミューズがコマ・スタジアムの第三者割当増資を引き受ける事で、阪急電鉄、東宝に次ぐ第三位の株主となった。これにより、アミューズ主導の企画も行われていたが、経営が潤うまでには至らなかった。
劇場内にある小劇場「シアターアプル」や映画館も閉める。今後の再開発で、劇場を再開するかどうかは未定。
新宿コマ劇場
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