下北沢ザ・スズナリで5月9日〜18日に新作「ｈｇ」を公演中の風琴工房が二つの「つたえてプロジェクト」を実施している。

ひとつは、受付で次回観劇時に料金を割り引く「つたえてカード」の配布。これは、観劇者自身が再観劇のときに300円キャッシュバックされるものだが、「カード」になってるため「この芝居のことを伝えたい誰か」に渡すことも可能というものだ。受け取った誰かが受付でこのカードを出すことで割り引かれる。思いきって半額ぐらいにならんかしら？とも思うけど。

そしてもう一つが「つながるクーポン」。なかなかの画期的なアイディアだ！

最近は、劇場で配られるアンケートには書かずに、自宅に帰ってからネット上の掲示板やブログに長文の感想を書く人が増えている。しかしながら、その中身が劇団に伝わることは簡単ではないのが惜しいと感じるものだ。また、劇団としては「書いてもらっている」ことに対する感謝を示す方法がないのも惜しいと感じる。

そこで出たのが「つながるクーポン」だ。ブログ（mixiも可能）などに書いたら、そのアドレスを風琴工房の特設メルアドに知らせて欲しいというもの。あるいは、感想を直接メールしてくれてもいい。知らせてくれた方に、次回公演優待クーポンをプレゼントするのだとか。特に公演中（5/17まで＝楽日の一日前）に知らせてくれた方へは500円のクーポンとなる。公演後（5/18以降）は200円。また、知らせてくれた人の中から１名を次回公演への招待とするのだとか。

なかなか画期的なアイディアだ！

ぜひ、この「つながるクーポン」を他の劇団もマネしていただきたい。劇団にとっても、観客にとってもメリットがあるし、ネットに散らばる観劇レポートを活かすことにもなるだろう。

風琴工房「ｈｇ」