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(1549)

2008.5.3
TH叢書34「奇想ジャパネスク」発売中

ほぼ季刊で発売されるクロスカルチャーマガジン「トーキングヘッズ叢書」(アトリエサード発行)の34号の特集は「奇想ジャパネスク」。そこで扱われる世界は・・・簡単に言うとテラヤマワールドだ。寺山修司が亡くなって25年経つが、そのDNAは様々な形で引き継がれている。

「トーキングヘッズ叢書」ではこれまでもその奇想世界を扱ってきている。過去の特集は下記の通り。今号も充実した内容。演劇から美術、ファッション、舞踏、そしてアニメ・漫画まで底なしだ。

30号「禁断のフランス・エロス」
31号「拘禁遊戯・エレガンスな束縛」
32号「幻想少女 わ・た・しの国のアリス」
33号「ネオ・ゴシック・ヴィジョン」

奇想ジャパネスク (トーキングヘッズ叢書 第 34)
A5判192頁・定価1500円(税込)ISBN 978-4-88375-091-7
発行=アトリエサード/発売=書苑新社(しょえんしんしゃ)

34号「奇想ジャパネスク」主な内容

巻頭グラビア
  ――写真:堀江ケニー/モデル:母檸檬(御手洗水子・御手洗花女)
麿赤兒ロングインタビュー《ヴィジュアル多数》
  ――舞踏集団・大駱駝艦を率い、迫力の舞台を創造し続ける麿赤兒。
   麿が語る“闇屋”の発想●志賀信夫
タクヤ・ヱンジェル ロングインタビュー《ヴィジュアル多数》
  ――とびきり奇抜な和風ファッションで知られるタクヤ・ヱンジェル。
   日本古来からの歴史の中にあるトンデモ的な話を次々に語る!
   ●西川祥子
母檸檬 直筆アンケート《ヴィジュアル多数》
  ――リリカル昭和と寺山的世界を愛する花女&水子が結成したバンド、
   母檸檬の世界●あや野


ニッポンをはみ出した天才絵師、狂妖と教養の人、河鍋暁斎!
   ●樋口ヒロユキ
PREFACE いまも受け継がれる〈奇想の系譜〉●沙月樹京
陰翳の魔法――谷崎潤一郎「陰翳礼讃」を読む●志賀信夫
悪場所から描く、逆光の中の日本美
   ――劇団犯罪友の会●和泉マキ
異神の唄、あるいは丑寅のアバンギャルド●浦野玲子
寺山修司の奇抜な想像(創造)力にいまを生きる智慧を見いだせ!
  ――「寺山修司 劇場美術館:1935――2008」
「現代日本のエロティックアート展」――パリは萌えているか?!
「御茶漬海苔の惨劇館」――これがニッポンのゴシックだ?!
   御茶漬ホラー、ついに劇場公開!
「ホラー漫画家4人展 地獄からくり玩具箱」
   ――4人のホラーマンガ家が織り成す4つの地獄!
「世界で一番美しい夜」――縄文パワーでエロのテロだ!
狂い咲く虚構の日本美
   ――驚異の細密描写でニッポンの妖美を描く東學●樋口ヒロユキ
現代日本の“絵師”たちの作品が熱い
   ――会田誠・天明屋尚・山口晃●柳喜悦
小劇場運動の貴重な目撃証言
   ――扇田昭彦『日本の現代演劇』を読む●村上裕徳
もう笑うしかない…!! 児嶋都のホラー漫画●林アサコ
伝統世界から生まれた美と性の改革者 武智鉄二 序説
   ――早すぎる、遅すぎる――日本残酷映画作家物語●加納星也
日本×ロック×黎明より[1967――73年→?]
   ――奇想/異形のシンクレティック・カルチャー●鷲沢弘志
越境する日本語
   ――リービ英雄と孤立する日本のムラ●本橋牛乳
日本の前衛を疾走した土方巽を、いま、ふたたび見つめ直す!
   ――「土方巽と日本のアヴァンギャルド」
   ――「HOMAGE TO HIJIKATA」●徳岡正肇
Review
   鈴木清順「ツィゴイネルワイゼン」「陽炎座」●槻城ゆう子
   泉鏡花「高野聖・眉かくしの霊」●市川純
   有末剛「緊縛師A 恍惚と憂鬱の日々」●志賀信夫
   山田風太郎「くノ一忍法帖」●朝宮運河
   大森貴弘「地獄少女」●市川純
   片山健「美しい日々」●相馬俊樹
    ほか

宮西計三 インタビュー
   ――唯一無二のエロティシズムの流儀●古川沙織

SPECIAL RECOMMENDATION
   「河上ヨシタカ展」
      ――痛々しさから滲み出る静寂で平穏な恍惚感
   「鴻池朋子展」――山を彷徨い、物語に眩惑されよ!
   「たま展」――少女の、愛おしくも残酷な寓話
   「英国美術の現在史:ターナー賞の歩み展」
      ――イギリス現代美術の歴代の前衛が集結!
   「おそいひと」
      ――闇夜を疾走する電動車いす!
       過剰でノイジーな金属感!
       ●樋口ヒロユキ
   「西牧徹展」――少女たちの禁断のユートピア!
   「あがた森魚×恒松正敏」
      ――音楽にとどまらず表現を模索し続ける
       個性派ミュージシャンの共演が実現!
   「仲村寿幸展」――孤高の画家が描くシュルレアルな光景
   「柴田景子展」――新たな自分を生み出す仮面の魅惑
呪術対美術《1》「榎忠の呪的闘走」●樋口ヒロユキ
TH Recommendation
   2007年度金蟹賞、「胡同の理髪師」、
   始源としての舞踏、ミゲル・アンヘル・ガニコほか
表紙●写真:堀江ケニー/モデル:母檸檬


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