多数のニュースが報道している。道路特定財源の使い道に注目が集まっているが、ミュージカルの制作が行われていたと報道され、話題になった。80ステージに５億円も使ったらしい。冬柴国交相は「もうやめさせます」と。

このミュージカルはタイトルが「みちぶしん」（道普請）で、「道路をどんどん作ろう」というテーマ。上演団体は劇団「ふるさときゃらばん」。1983年設立で、全国をツアー公演している。年間200公演ほど。サラリーマンをテーマとした作品に定評がある。日本劇団協議会加盟。

別に、プロの劇団なので依頼があればどんな芝居だって作っていいだろう。また演劇というメディアの特性として「洗脳」は必然ともいえる。内容にしてもテレビＣＭに比べればとるに足らないとも言えるものだ。ふるさときゃらばんのＨＰには「みちぶしん」の感想として、

みちはこんなにすてきなんだと、おもった。みちをたいせつにしないといけないんだなとおもった。（女・小学2年）

と。国土交通省の明確なメッセージが見事に伝わっている。よほど作品が優れているのだろう。

ふるさときゃらばん「みちぶしん」

しかしまあ・・・いろんな意味で、とほほほほ・・・。