チケット情報のフリーペーパー「カンフェティ」を発行するロングランプランニングの「中小劇団向けチケット・顧客管理システム」が日経産業新聞（２月１日）で紹介された。

このシステムは、ロングランプランニングが現在提供しているチケット予約・発券システム「ゲッティ」よりも小劇団にとって利便性の高いものとなっている。「ゲッティ」はセブンイレブンでの発券・支払いを利用できる予約フォームをホームページに導入できるシステムだが、手数料がチケットの１割程度かかる。これに対し、小劇団ではチケットの発券が不要で、受付預かりがメインのものも多い。ウェブで予約し、あとは受付でチケット受け取りと精算を行うものだ。この場合、予約の管理や受付での一覧表作成などの手間がかかっていた。ロングランプランニングの新しいシステムは、中小劇団の実態に即したシステムのようだ。その分、手数料を割安に設定している。

とはいえ、受付での手間は、劇団ごとに大きな違いがある。小劇団でも、チケットの種類が数種になることは多い。それぞれに対して、複数枚のチケットを対応させるのは煩雑なものとなっている。現状ではミスの発生も多く、システム開発に対するニーズは大きなものとなっている。

ロングランプランニング
カンフェティ「ゲッティ」