劇団の制作さん支援をコンセプトに掲げる団体シバイエンジンが、最初のお助けツールとして予約管理システム「prism」を公開した。現在、35劇団46公演に利用されているという。

「シバイエンジン」は「舞台芸術団体制作支援」のシステムを企画・開発する団体。2007年1月スタートで、1年を経て、ずっと開発に着手してきた予約管理システムを2008年1月に正式公開した。このシステムの最もユニークなところは、予約管理の本体システムのほかに、役者などが個人で運用し、本体とリンクさせることができる「prism個人ページ」や「prism広報ツール」などを備えている点。多くの劇団は、webでの予約ツールがあっても、実際にそれで予約してくれるお客は少ないものだ。役者個人がひとりひとりに告知し、電話やメールで予約を受け付け、それを制作さんに伝えるものが大半。よって、役者個人用のツールが使えることの利便性は高いだろう。この個人ツールは、ＰＣでも携帯でも使えるものとなっている。

利用料金は前売り券３枚分の値段 (予約フォームのみの利用は0円) 。

シバイエンジン