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2007.12.1
北村想、館長退任へ…運営めぐって対立

滋賀県草津市のしが県民芸術創造館の初代館長として、2006年4月から活躍してきた劇作家・演出家の北村想氏が、運営上の対立から退任するという。本来の任期は2009年3月までだった。

「対立」は、館長就任時に発案し、初年度に上演にこぎつけた創作ミュージカル「フロタキコ」の今後の活動に対する意見の食い違い。北村氏が原作・脚本を担当した「フロタキコ」は、「この劇場でもこんなことができる」というプレゼンの意味をこめて制作した。北村氏は、3年間は継続するつもりだったが、来年度の企画会議で「職員」が「打ち切り」を提案。しかし、具体的な打ち切り理由は説明されていないという。また、「職員」の発言として、「三年間の継続は保証されたものではない」とし、さらには「ミュージカルも北村氏もいらない」とも。

北村氏は退任を求められたとも伝えられている。現在、謝罪も慰留もない。

・・・ひどい話だ。

演劇界にとって、北村想氏は尊敬を集める存在。その北村氏がほとんど冒涜されたとも受け取れる事件だ。その「職員」は北村氏の存在価値を理解しているのだろうか、と不安に思ってしまう。おそらく、このような事件が劇場と演劇界との関係を悪化させる大きな意味を持つことも影響も、まったく理解していないのだろう・・・。

しが県民芸術創造館
京都新聞電子版


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