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2007.10.21
同じ舞台セットで5劇団「芝居屋コロシアム」

福岡市博多区のぼんプラザホールで複数の劇団が同じ舞台セットで公演する「芝居屋コロシアム2007」が12月7日より開催される。

「芝居屋コロシアム」は、複数の劇団と舞台装置を制作する集団「兄弟船」が参加しているイベントで、舞台装置より脚本を先に書く通常の制作とは逆の方法で制作される。カラーや表現方法が全く異なる多数の劇団が同じセットを使い、別のストーリーを演じることで、各劇団の観客の交流や、新規ファンの開拓など、福岡演劇界の底上げ的役割も担う。開催は2000年、2002年に続く3回目。実行委員長は「兄弟船」の上瀧昭吾代表。

今年の参加劇団は、最新旧型機クロックアップ・サイリックス、座”K2T3、劇団PA!ZOO!!、劇団きらら、あなピグモ捕獲団。作家の意見が舞台装置に反映されている。今回も、ミーティングを重ねて装置を決定した。複数の作家が集まってミーティングをすること自体が交流となり劇団に刺激を与えている。

上演期間は12月7日〜16日。料金は、1公演(前売り=1,500円、当日=2,000円)、3公演通しチケット(3,000円)、5公演通しチケット(5,000円)。

演劇は、その公演期間の短さのわりに仕込みとバラシに時間とコストがかかる。音楽のコンサートでは、大型ホールなのに照明機器を固定したライブハウスの試みが成功しているが、演劇においても装置や照明などを固定しての連続公演の試みは興味深いものがある。成功を祈らずにはいられない。

芝居屋コロシアム


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