2007.10.16
野村万蔵×南原清隆で「現代狂言2」
10月9日に現代狂言第2弾「TANE〜種〜」の全国公演がスタートする。
テレビのあるバラエティー番組で、故野村万之丞が南原ら出演者に狂言を教えたのがきっかけ。その際、狂言とコントをドッキングさせて、新たに現代の狂言を創造しようという試みがスタートした。万之丞は急逝したが、弟の万蔵や門弟の小笠原匡らが引き継ぎ、南原や渡辺正行、島崎俊郎らとともに活動を続けてきたという。
昨年、第1弾として、古典の「二人大名」をベースにした「一人サラリーマン」(台本・演出、野村万蔵)を初演。上司から文句を言われ、逆ギレしてしまうサラリーマンを活写しておおいに笑わせたらしい。
そして今回は第2弾。南原と、狂言に造詣の深い俳優の壌晴彦が共同で台本を執筆。演出も南原が担当して、新作「TANE〜種〜」を作り上げた。狂言の演技様式を用いながらも、随所にいまの感覚を取り入れた作品になるという。
公演はまず、古典の「二人大名」を万蔵と小笠原が演じ、続いて「一人サラリーマン」を南原らがつとめる。最後に南原、島崎、万蔵、小笠原ら、タレント、狂言師の共演で「TANE〜種〜」を上演する。
e+MOVIE「現代狂言II」南原清隆インタビュー
TMD Network「現代狂言II」
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