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2007.9.16
宝塚歌劇のメディア戦略

東京新聞が宝塚のメディア戦略を紹介している。

宝塚歌劇団は110度CS放送「e2byスカパー!」に専門チャンネル「タカラヅカ・スカイ・ステージ」を持っている。これは2002年7月放送開始で5周年を迎えた。一日中宝塚を放送しているチャンネルだ。「タカラヅカニュース」のキャスターは若手劇団員。アンケートによると視聴者の観劇回数は増える傾向にあるという。月額2625円で現在4万7500人!の契約者がいるという。毎月四十本程度の舞台中継(約10本はテレビ初放送)のほか、ニュースやOG情報、作品ゆかりの土地を訪ねる紀行番組などのオリジナル番組を放送している。今後、ケーブルテレビへの配信を増やす計画だとか。

8月25日には携帯電話向けポータルサイト「U−TAKARAZUKA(う〜たからづか)」がオープンした。音楽配信ストア「うたUSEN」「MUSICO」「mora」を通じて、「着うた」は一曲105円、「着うたフル」は315円で販売する。約七十曲をそろえ、ダウンロード数は当初二日間で一万曲を突破した。公演中のライブ音源もいち早く携帯電話向けに配信していく。

12月1日にはBSデジタル放送に新しいチャンネル「ワールド・ハイビジョン・チャンネル」が開局するが、これへの番組も提供する計画だという。BSデジタルは無料放送であり、新しい観客の獲得を期待している。

宝塚は、テレビやDVDや着うたで収益をあげ、舞台の質向上へとフィードバックしていく考え。さまざまなメディアを駆使し、観客のニーズに応えていく。着うたなら、2日間で数百万円の売り上げがあった計算。スカパーの「スカイ・ステージ」なら毎月の契約料だけでも数千万円単位の金額になる(売り上げは1億円を超えるが、宝塚に入るお金は限定される)。

東京新聞
拡大するデジタル戦略 次は12月開局BSデジタル 新規ファン獲得も


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