2007.5.22
劇団太陽族、「ブロガー会見」開催
福岡市の西鉄ホールで5月18日、関西を拠点に活動する劇団「劇団太陽族」の主宰・岩崎正裕が、新作「越境する蝸牛(かたつむり)」についての会見終了後、一般ブロガーを対象に「ブロガー会見」を開催した。「ブロガー会見」実施は同ホール初。他を見ても、「ブロガー」に限定したものはそれほど多くないだろう。
会見に参加したのは、自身のブログへ主に福岡の演劇について書き込みを行っている20代後半〜30代の男女7人のブロガー。関係者が実際に検索して探し出したという約20人の個人ブロガーに会見案内をメールで送付して参加を依頼したという。
アットホームな雰囲気で行なわれた会見では、多くの質問も飛び出した。演劇そのものについての質問も多く、「映画などと違い、気軽に行くには金銭的な問題もある気がする」という質問に岩崎さんは「料金…、実演の良さもあるけど」と苦笑いする場面も。最後は通常の会見同様、写真撮影の時間も設けられ、「写メもOKです」の声に、参加者は一斉に携帯電話を取り出し、撮影。岩崎さんは「新鮮で楽しかった。ぜひ恒例化してほしい」と話していた。
西鉄ホールプロデューサーの中村さんは、クチコミ情報ポータルサイト「CoRich!舞台芸術」の「人気劇団ランキング」の上位を福岡で開催している「福岡演劇フェスティバル」出演劇団が多いという傾向に気づき、福岡のクチコミ力の大きさに確信を持って今回の企画を思いついた。あえて主観的で感性のままの「口コミ効果」に期待する。今後はブログも大切な宣伝方法の一つと考えている。
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