2007.5.10
東京劇勢調査、結果公開
「生涯忘れられない舞台作品は何?」という設問を一般に問いかけた第一回東京劇勢調査(ネビュラエクストラサポートが実施)の結果が発表となった。
当サイトが2006年12月25日配信ニュースで伝えた第一回劇勢調査(2006年12月1日開始)だが、アンケートは2007年1月10日に締め切られ、応募総数700件により「生涯忘れられない舞台作品」として1位に挙がったのは、演劇集団キャラメルボックスの「クロノス」(2005年)となった。2位はキャラメルボックスの1999年の「TRUTH」、3位は2005年の「TRUTH」とナイロン100℃の「ナイス・エイジ」(2006年)が同点。
上位22作品中、9作品がキャラメルボックス。やはりネビュラエクストラサポート主催の調査だけに、告知活動が偏ってしまった結果だろうか。また、「生涯忘れられない作品」という設問なので、古い作品が登場する可能性もあったわけだが、上位22作品中21作品が1999年以降のものであった。
このような調査では、「ネット」を使っている以上偏りは避けられないが、広報の徹底によりできるだけ幅広い意見を集める努力が求められる(「調査」にはコストと技術が必要)。その意味では、「劇勢」の名に見合ったものだったかは疑問。第二回への課題となるだろう。
第一回東京劇勢調査
週刊SP:2006.12.25■第一回東京劇勢調査は1/10まで
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