2007.4.30
近鉄劇場跡地に「新歌舞伎座」
近畿日本鉄道は上本町の近鉄劇場建物跡について、大阪市中央区難波で演劇興行の拠点となっている「大阪新歌舞伎座」が移転することで、新歌舞伎座、同社に経営参画しているリサ・パートナーズおよび近鉄の3者で、基本合意に達したと発表した。
「近鉄劇場」は近鉄が掲げた「上本町を演劇文化の中心地にする」という理念のもとで1980年代開業した。そして、関西地区における小劇団の登竜門的な存在となった。が、2004年に老朽化を理由として閉鎖された。当然、商業施設が創られると予想されていたわけだが・・・。
現在、新歌舞伎座が難波からの移転が計画されている。難波では俳優や歌手を軸とする「座長公演」を主体とした興行事業を行なっており、月間平均43回公演、年間300日余り営業し、約75万人が利用しているという。
2010年完成を目指す。
・・・演劇文化の中心としては、小劇場よりも歌舞伎なのでしょうか。そんなことなら、近鉄劇場をリニュアルしてくれても良かったんじゃないのか、と思わずにはいられない。
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