2007.4.27
わらび座が再春館製薬所と提携
秋田県を拠点として全国で公演を行っている劇団わらび座は、日本語のオリジナルミュージカルを上演し続けている数少ない劇団だが、このたび、基礎化粧品「ドモホルンリンクル」でおなじみの再春館製薬所(年商250億円)と提携した。この提携は、公演の協賛だけではなく、同劇団のノウハウを生かし、熊本県内で農業や演劇体験ができる拠点づくりを目指すというもの。
再春館製薬所は1997年にミュージカル「アニーよ銃をとれ」に特別協賛したほか、多くの舞台作品を協賛してきた。以前より、わらび座の5月からの全国公演「天草四郎」(作・長谷川康夫、演出・井上思)への協賛は発表していたが、それだけにとどまらない規模での提携であることが発表となった。
劇団と企業の関係は、「お金」だけではもったいない。劇団という「組織」のもつノウハウを様々に利用できる可能性がある。もちろん、マイナス面もあるけど。文化に対する意識の高い企業が、劇団と対等に提携した事例として、注視していきたい。
わらび座
再春館製薬所
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