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2007.3.21
演ぶの特集は2007年の注目演劇予想

いま発売中(3月9日発売4月号)の演劇ぶっく(隔月発行演劇情報誌)が、「各メディアが注目期待する2007年の演劇」を特集している。これは、伊藤主枝子氏の構成によるもので、各界で活躍する演劇に詳しい方々に、2007年注目の演劇を語ってもらったもの。様々なメディアで活躍する方々が、ベスト3を挙げている。

選ばれた10名は、山田まりや(タレント)、松本邦彦(ランダムハウス代表)、孫家邦(リトルモア代表)、榊原和子(元演劇ぶっく編集長)、吉田大八(映画監督:本谷有希子原作の映画を製作中)、山下治城(CMプロデューサー)、金田明子(編集者)、藤田一樹(中学生ブロガー「藤田一樹の観劇レポート」)、玉山悟(王子小劇場代表)、大根仁(映像ディレクター)。

これらの方々が挙げた三つは、ほとんどがバラバラ。共通の注目劇団ってのがないのが現状であるのか。そんな中でも複数の人が挙げていたのは、「ポツドール」「庭劇団ペニノ」「本谷有希子」であった・・・。

ところで、最も印象的なコメントを述べていたのはフジテレビの「演技者。」のプロデューサーでもあった大根仁氏。注目ベストスリーを選べという問いに対し「注目は岸田戯曲賞・該当作品なし」と答え、以下のコメントを。あまりに素晴らしいので、まんま紹介しちゃいます。(他の人のコメントは本誌で確認を)

大根仁「注目:岸田戯曲賞・該当作品なし」

●演劇に関して門外漢である私ごときがほざくのも気が引けますし、「最も期待している」に反してしまうかもしれませんが、これはものすごく期待できる状況なのではないでしょうか? 個人的には大人計画以降世代の演劇界は昨年の岸田戯曲賞ポツドール三浦大輔によって完全に更地状態になったと思います。そして私事ですが、昨年まで放送していたドラマ+演劇をコンセプトとしていた「演技者。」シリーズが終了した理由の一つに発掘すべき才能の枯渇ということが、正直ありました。キャリア・集客なんぞまったく関係なく飛びぬけた才能の出現を期待しています、劇作家・役者含め。もちろん今年ノミネートされていた方々も含め。テレビ界の薄汚いブローカー野郎が漁りに行きますからね、ほんと期待してます。あと三浦君は再演やってる場合じゃないと思う。あー、また「演技者。」やりたい!ほんとにやりたいんだよ!!

演劇ぶっく


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