明治４０年（1907年）に創刊された「演芸画報」が前身で、その後戦時中に「演劇界」として再スタートし、休刊を経て昭和２５年に月刊化されて復刊した老舗の歌舞伎・伝統芸能情報誌「演劇界」が、休刊する。「演芸画報」創刊から100年、その行方が気になるところだ。

「演劇界」を発行する演劇出版社によると、このたび大手出版社の小学館が演劇出版社の一部株式を保有することになったため、これにあわせ、大幅なリニュアルが決定したもよう。よって、資金を投入して、グラビアなどを強化した雑誌に変化すると予想される。現在の月刊「演劇界」は1600円と高い。が、歌舞伎の劇評を読める数少ない情報誌だ。無事に再開されることを祈りたい。

なお、下記演劇出版社ＨＰには休刊のことがまったく触れられていない。それだけがちょっと気になるところだ。

演劇出版社