新国立劇場が芸団協との共同で行う「俳優リフレッシュコース」の詳細がわかった。既に新人俳優育成事業を行っている新国立劇場が、芸団協が主催して行っているリフレッシュコースに賛同し、すでに俳優として活躍している方々を対象に、スキルアップだけではなく、俳優としての方向性を見出す場とすることを目的としたコースにしたいとしている。募集は１月22日からで、研修期間は３月１２日〜２３日の平日10時〜17時30分。場所は東京西新宿・芸能花伝舎内創造スペース。

この俳優リフレッシュコースの最大の特徴は対象が「舞台俳優として５〜６年以上のキャリアがあること」だが、単なる「研修」にとどまらない特徴がある。実際の授業は「声と身体」のメンテナンスであり、自分の実力を知り、そのスキルアップを可能とするもの。しかし、俳優という職業の最も重要なものは「個性」であり、「技術」を向上させればいいというものではない。よって、研修の目的も「自分を知る」と同時に、「自分でどう直せばいいかを知る」「直す方法を知る」「自分の行くべき方向を発見する」「自分の新たな可能性を発見する」「その可能性を伸ばすために何をすれば良いかを発見する」と、この研修だけで終わらないものとなっている。研修後も、自分で成長していくことが可能となることを目指すという。

さらなる詳細は近日中に新国立劇場ＨＰなどで発表になる。

芸団協：俳優リフレッシュコース