1999.12.24
小説すばる新人賞受賞作「粗忽拳銃」は落語家や役者たちの繰り広げる冒険活劇!
過去に花村萬月・篠田節子・村山由佳などのプロ作家を生み出してきた「小説すばる新人賞」に、今年は竹内 真さんの長編小説「粗忽拳銃」が選ばれた。
−−−しけた暮らしをしながらも、未来に夢を持ち共同生活を送る、見習いライター・自主映画作家・貧乏役者・前座噺家の四人組。そんな彼らの生活に、いきなり一丁の銃が飛び込んできた! 銃の存在に振り回されながら、彼らは自分なりの道を見つけ出してゆく・・・。
読ませる文体、先の読めない展開、取材に裏打ちされたディテールの確かさ。この小説を読むと小劇場の芝居が見たくなり、前座の落語が聞きたくなる?
著者の竹内さんから、「週刊FSTAGE」読者へのメッセージ。
“単行本化にあたり、こないだ参考文献リストを作りました。立川談志・鴻上尚史・立川志加吾・そしてシェイクスピア……凄い取り合わせに、自分でちょっと笑っちゃいました。『粗忽拳銃』、よろしかったら読んで下さい。”
長編小説『粗忽拳銃』 竹内 真 著
1.粗忽発射
2.看板のガン
3.銃ゲーム
4.はてなの弾丸
5.撃つなら今
300ページ程度
集英社刊 定価1,785円 (税込)
竹内 真のホームページ
http://www.asahi-net.or.jp/~hi3m-tkuc/
集英社文学三賞 受賞者発表
http://www.shueisha.co.jp/topic/subaru_23/index.html
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