1999.12.14
九州大の大学院生達が季刊の演劇評論誌「New Theatre Rview」を創刊
福岡では、公演を見た後の議論が、季刊誌上で熱く論じられている。それも、観客を中心に、創り手側も参加しているというから素晴らしい。
見る側から福岡の演劇シーンを盛り上げようと、九州大の大学院生達が季刊の演劇評論誌「New Theatre Review」を創刊した。批評に対する劇団側の反論も掲載している点がユニーク。中心メンバーの柴山麻妃さんは「演劇には鑑賞後に語り合う楽しさがある。語り合いの場を作っていきたい」と話している。
創刊号では、福岡の小劇場系の三劇団や舞踏を取り上げた。「冷めた目で見ざるを得なかった」との評に対し、演出家が「観客がさっさと劇場を立ち去ったかの印象を受けるが、事実は逆」と誌上で反論。熱い議論が高まっている。
(99/12/13 西日本新聞夕刊より)
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