1999.11.29
21世紀の幕開けは新舞台芸術で 歌舞伎と現代バレエを融合
京都商工会議所の稲盛和夫会頭は、二十一世紀の幕開けイベントとして、歌舞伎と現代バレエを融合させた新しい舞台芸術を創造し、京都から世界に発信する構想を明らかにした。哲学者の梅原猛さんが脚本を執筆、歌舞伎俳優の市川猿之助さんと世界的な振付家のモーリス・ベジャールさんに演出を依頼し、2002年2月の京都公演をめざす。
幕開けイベントは、古都税紛争以来対立していた京都仏教会と京都市の和解を稲盛会頭が仲介したのをきっかけに、市、仏教会、商工会議所に京都府も加わって取り組む予定。稲盛会頭は「日本各地で新世紀の幕開けイベントが計画されるだろうが、世界中から注目を集めるイベントを企画したい」として、新しい舞台芸術の脚本執筆を梅原さんに依頼、了解を得ている、という。市川さんやベジャールさんにも構想を伝え、2000年1月に関係者の会合を開き、実現に向けて本格的に動き出す。
京都新聞(11/29)より
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