1999.11.26
首里高で「エイズ劇」/感染者への理解深める
12月1日の世界エイズデーを前に、首里高校では、エイズをテーマにしたオリジナル劇を上演する。全校生徒から募集し「首里高エイズフォーラム実行委員会」を結成、上演に向けて準備を進めている。劇はエイズをきっかけに家族愛や友情を深める物語で、差別や偏見を持たずに他人を認める心の大切さを強調している。
同校では、毎年エイズデーに合わせた活動をしている。脚本を執筆した同校の比嘉正央教諭は「エイズを単なる知識ではなく、高校生自身の問題として考えてほしかった」と語る。
劇のタイトルは「今 地球の片隅で」。物語は、アフリカのエイズ患者を救おうと医師を目指している若者が主人公。医師を目指す過程で、弟や親友の感染を知り、感染者への理解を深めながら共に生きることを誓う―というもの。
琉球新報11/22より
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