1999.11.05
遊園地再生事業団、活動休止へ
劇作家・演出家の宮沢章夫が率いる演劇ユニット「遊園地再生事業団」が今年いっぱいで活動を一時休止することになった。1980年代に一世を風靡したラジカル・ガジベリビンバ・システム(いとうせいこう、中村ゆうじ、シティボーイズ、竹中直人ら)での活動のあと、宮沢が1990年に結成し、独特の言語感覚と、異質な着目点で特異な存在として高い評価を得てきた。10年間の活動の締めくくりとして「砂に沈む月」を上演し、休止となる。「ごく短い時間の休止」としている。
「砂に沈む月」は、ラジカル・ガジベリビンバ・システムの代表作である「砂漠監視隊」及び、遊園地再生事業団で発表した「砂の国の遠い声」「砂の楽園」に続く「砂漠監視隊シリーズ」の第4弾。何も事件が起こらない砂漠を監視し続ける砂漠監視隊たちの日常をテーマにしたシリーズの新作だ。
また、これとは別に1999年と2000年をまたぐ記念イベント(「alt.special issue」)も予定されている。
公演は12月23日から2000年1月6日まで、東京・下北沢のザ・スズナリで。うち、12月31日と1月1日は「alt.special issue」の上演となる。前売り開始は11月7日。問い合わせはウクレレ(03-5454-0545)まで。
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