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1999.10.25
北九州市の医療専門学校に全国初の演劇コース

演劇をやってる人はコミュニケーション能力が高い、という誤解があるんですよね。セリフじゃないと何も喋れないやつって多いわけです。かと言って、「演技」でコミュニケーションやられるのもどうかと思う。「芝居」って「ウソ」ですから。


(以下、10月14日付西日本新聞夕刊より)

演劇を通してコミュニケーション能力を磨き、患者との信頼強化やスタッフのチームワークに役立つ人材をと、北九州市小倉北区の「アーバン医療福祉専門学校」が来春、演劇コースを新設する。医療福祉関係校が演劇コースを設けるのは全国初という。

同校では、道徳倫理を重視した求人が多いことから、高校の演劇部員だった北村勝歳理事長が「人とのコミュニケーションが苦手な若者も、演劇で人間関係の大切さが学べるはず」と演劇コース設置を決めた。

演劇コースは医療関係事務学科に新設され、2年制だが、終了後さらに1年間学べる専科も置く。募集人員は30人。学生には病院事務とともに、発声から演技、演出、舞台制作まで実技を交えて指導する。講師には、北九州演劇祭で育った地元演劇人3人を起用する。


芝居やってる知人って、みんな友達少ないんだがなあ。なんでもいいけど、「集団」に参加することは、いろいろ学ぶことは多い。集団で何か作ることが学ばせる。演劇自体には、コミュニケーション能力を高める効果はないけどね。教育効果があるのは確かだと思うけど。でも、いい意味で、どんな医療関係者が育つのか興味深い。「講師」の就職口が見つかる北九州演劇人がうらやましい。

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