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1999.10.21
64歳から86歳までの劇団員による新人公演、「婆さま」役の役づくり、難しいとか。

岩手県北上、湯田、沢内の3市町村と秋田県山内村に住む高齢者や障害者が「役者」を務める劇団「ゆうゆう座」の初公演が10月20日、岩手県北上市の日本現代詩歌文学館で開かれた。

披露したのは木下順二作「二十二夜待ち」。高齢者だけが演じ、しかも広域で連携してつくる舞台は全国でも珍しい。64歳から86歳までの出演者14人は、全員堂々と演技。せりふを忘れそうになっても互いに助け合って「窮地」を切り抜けた。しぐさの一つひとつが笑いを誘った。せりふが多い「婆さま」役の同町川尻、菊池テルさん(70)は「緊張したけど精いっぱいやった。参加して良かった」と感激の涙が止まらなかった。

「ゆうゆう座」は、高齢者が地域間交流しながら、表現する喜びを通して生きがいある生活を送ることを狙いに、4市町村の社会福祉協議会が出演者を募集した。北上地方振興局の地域活性化事業に採択され、各社協と同銀河ホールが運営した。

さらにけいこを続け、11月7日と19日には同町のゆだ文化創造館銀河ホールで公演する。入場無料。問い合わせは湯田町社会福祉協議会(0197−82−3572)まで。


岩手日報社1999年10月21日

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