1999.10.05
つかこうへい氏始動! 今度は長崎保険金殺人事件!
つかこうへい氏の戦いが始まった。週刊女性自身の10月19日号(10/5発売)から不定期連載でスタートした「長崎保険金殺人事件」は、つか自身が実際に長崎に乗り込み、現場周辺を取材して回るというリキの入った「現場検証」だ。これでつかが明らかにしようとしているのは「母性」の行方。「母親って、わが子を殺せるもんでしょうか」という素朴な疑問をつかは問いかけている。
この第一回レポートでは、「山口礼子容疑者の計画性」「心神耗弱などあり得ない」などを暴いていく。また、殺される瞬間を見ていた山口容疑者に対しては「おなかを痛め16年育ててきた息子が、海に落とされるんですよ。“母性”を持った母親ならば、冷静でいられるわけがない・・・。そこまで男に狂い、24時間セックスを求め、外尾にすがらなければ、行き場がなかったなどということが真実だとは思えない」など、「他に何かあるはずだ」との問いかけを発している。次回レポートを期待したい。
今回のつかさんは本気っぽいですよね。「オウムを書く」ことを期待されていましたが、今の周囲の状況がそれを許していません。困ったもんです。そして今回の事件です。完全につかさんに火をつけちゃいましたね。どうせメディアは「異常性」とか「鬼母」とかって「処理」するんです。つかさんだけは、それを許さない。「二等兵物語」で「従軍慰安婦」と「日本の兵隊さん」の歪みきった構造を提示したつかさんだから、期待できる。今、あんな芝居をやれるのは、つかさんだけです。
礼子容疑者の自宅の近所の主婦に喫茶店に集まってもらい、質問したそうです。「母親として、あなたたちは子供を殺せますか?」・・・今度は、舞台の上から問いかけてもらいたい。・・・痛いぞぉ。覚悟しよう。
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