1999.09.30
宮沢章夫が小説「サーチエンジン・システムクラッシュ」を発表!
劇作家・演出家の宮沢章夫氏が初の小説「サービエンジン・システムクラッシュ」を「文学界」十月号に発表した。現代東京を舞台に、時間と空間を揺さぶる実験的な手法で描いているという。「十年来の小説への思いが一気に結実した」と宮沢氏は語っている。
宮沢氏は主宰する演劇制作ユニット「遊園地再生事業団」の上演作「ヒネミ」で1992年の岸田戯曲賞を受賞している。今回の小説では殺人事件をスタートとし、編集プロダクションに勤める男が、記憶と存在感の曖昧さに幻惑し、池袋の性風俗店から不思議な世界へとさまよいこんでいく姿を実験的なスタイルで描いている、らしい。
朝日新聞にめちゃめちゃ面白いエッセイを連載している宮沢氏の、初の小説に期待したい。カンですが、行けると思いますよ。
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