1999.09.22
静岡発:快挙! 伊豆にオペラ劇団設立!
このたび、静岡県伊豆にオペラ上演を目的とした組織が設立された。それも、市民参加の大所帯を目指している。地方における参加型文化活動の好例として注目される。
この組織は「伊豆市民オペラ協会」。一昨年四月の韮山時代劇場(韮山町四日町)のこけら落としとなった町民オペラ「頼朝」に参加したメンバーらによって設立された。市民レベルで創作意欲を持つ音楽愛好家らが結集した、伊豆地域では初のオペラの創作団体。2000年10月にはオペラ「頼朝」の再演、2001年10月には東海道400年祭参加のオペラ「坦庵」を上演する予定。
スタートは「頼朝」が好評であったことから。中心メンバーが再演を目指して準備委員会を発足させ、「頼朝」関係者や舞台芸術に関心のある県東部の人たちに参加を呼び掛けてきた。これまでに会員八十八人、賛助会員五十五人が参加している。
町民オペラ「頼朝」は韮山町にゆかりの深い源頼朝と八重姫、北条政子との関係をテーマに、源氏再興までを描いた。同町が中心となり、実行委員会を設立し、オペラに六十人、オーケストラ四十人、コーラス八十人、大道具に五十人など約二百二十人の大所帯で取り組み、大好評を得た。
伊豆市民オペラ協会の会費は月千円。賛助会員の会費は年五千円。 問い合わせは小野さん[電0559(49)3156、ファクス0559(49)4067]へ。
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