1999.09.11
銀座セゾン劇場の11月末閉館が決定!
セゾングループが運営する銀座セゾン劇場が11月28日までの公演「マレーネ」を最後に「閉館」することが決定した。前に「12月から休館」というアナウンスがあったが、今回の告知は「正式な閉館」だそうだ。やはり建物の賃貸契約がこじれたもよう。
銀座セゾン劇場は1987年に開場し、98年度にはようやく経常黒字に転換していたようだ。しかし、入居しているテアトルビルは、経営破綻の東邦生命などが所有するビルで、「賃貸条件」のせいで、劇場運営が困難になったようだ。
今後、セゾン劇場スタッフは、パルコ劇場(セゾングループ系)へと移行する。同じセゾン文化財団が所有する稽古場での活動も企画されているとか。しかし、百貨店不況でセゾングループ自体の苦境が続き、文化事業のもう一つの柱である「セゾン美術館」(池袋)からも撤退しており、「メセナの雄」セゾンの行方が気になるところだ。
参考:4.23■銀座セゾン劇場、今年12月に休館へ
|