1999.08.26
「落語の日」制定に暗雲漂う
落語界で5月に「落語の日」を制定しようというシンポジウムが紀伊国屋ホールで行われ、「寄席に客を呼ぼう、落語ファンを増やそう」という動きが盛り上がったわけだが、その後、いまいち盛り下がっているようだ。
「落語の日」が制定されれば、寄席入場料の割引、会派を超えた大看板の共演、紅白落語合戦、全国一斉落語会などの実施が期待されている。しかし、この制定案が落語協会の理事会でうやむやにされたらしく、都内各寄席の反応も鈍かったとか・・・。
「興味はあるが、だれかがやるのを待っている、というのが噺家の間の雰囲気だ」とも言われ、実現には程遠いようだ。とはいえ、これこそが「落語家さん」らしく、そののんきさも芸風ということで、むべなるかな(意味不明)。落語家さんのネットワークがぼちぼち構築されていけば、そのうち実現するでしょう。長い目で見守りましょう。期待してるんですけど・・・。
参考:「落語の日」設定準備会シンポジウム、大いに盛り上がる!で、次の手は?
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