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1999.08.04
月刊「特選街」9月号にナイロン100℃の当日券トラブルが掲載

デジタル商品の月刊紹介雑誌である『特選街』(発行:マキノ出版・特選街出版)の9月号の人気コーナー「はらだち日記」に、ナイロン100℃の公演「薔薇と大砲〜フリドニア日記#2」でのトラブルが詳細に紹介されている(P.188)。このコーナーは、「ここが聞きたい!そこが知りたい!」とのサブタイトルがつき、読者からの投稿によるクレームレポートである。商品購入後のトラブルや、それへのメーカーや小売店の対応が紹介される。

ナイロンの公演でのトラブルは、今年の4月12日の出来事。投稿者は、当日券に並んだのだが、開演時間をすぎても予約客すらさばききれなかった受付が、パニクったあげくに、当日券客への応対を始める前に開演してしまったというもの。そして、きちんとした説明もできずに、開演5分後の入場でもかまわない客だけに当日券を売ることになってしまったという・・・。

いろいろと予想外の不幸な出来事が重なった結果のようだが、お客さんとしては非常に不快な思いをしたわけだ。これに対し、誌面でナイロンの制作者からお詫びが述べられている。まあ、これはもう、あやまるしかないだろうなあ。

考えてみると、人気劇団であるナイロンがこのような受付トラブルを起こすことは、いかに受付というものが大変で注意を要するものであるかを示しているものと言える。劇団サイドは、決してお客をないがしろにしているわけではない。この雑誌に掲載されている次のトラブルレポートであるコジマとIBMの対応のようなヒドイものとは違う。が、受付というシステムの限界も示していると言えるものだ。制作者が誠意を持ってお詫びを述べているが、受付を担当していた方々も同様に誠意を持って対応していたはずだ。にもかかわらず、トラブルは起きてしまった。すべての劇団は、このことから学ぶものは少なくないはずだ。重要なのは、誠意ではなくシステムである。人海戦術が採れない劇団は、頭を使って対応するしかないだろう。頑張って欲しいものです。


と言っても、言うは易し行うは難しですけどね。とほほ。

ちなみにこの「特選街9月号」には、「えんげきのぺーじ」が「傑作個人サイト」として詳細に紹介されている(P.126)

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