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1999.04.13
北区つか劇団の吉田智則、TVドラマ初登場で・・・そこそこだね。
日本テレビの新番組「ロマンス」が12日始まった。つかこうへいの名作「いつも心に太陽を」(79年2月)は風間杜夫・平田満で70年代末の演劇シーンに衝撃を与えた作品。80年代初頭につか作品のリクエストを紀伊国屋ホールが募った際、熱海と蒲田を押さえて一位となった作品だ。圧倒的に女性票の支持が多かったとか。それが90年代に「ロマンス」と改題され、北区つか劇団の安村・吉田で蘇った。これを観た日テレプロデューサーがぜひ吉田でドラマ化したいと提案。北区つか劇団創立の際の「5年以内に大河ドラマの主演級を輩出する」という宣言に向けての第一歩が始まった。
しかしまあ、ホンが長谷川康夫ちゃんだし、周りのトレンデー役者がぬるいんで、ちょっとどーかと思う演出とあいまって、かなりへなちょこドラマだったね。いいのは宮沢と雛形だけだった。第一、宮沢や吉田から慕われるかいな、あんなバカ男。(失敬)
あとの期待は、平田さんのカムアウト教師のテンションの高さと、吉田の持つ狂気だけ。既にへぼい芝居の激昂シーンがあったが、ぜひとも吉田に、愛に狂った男の純情を爆発させていただきたいものだ。テレビのあんちゃん達との違いを見せつけて欲しい。お前しかいない。頑張れ吉田くん!
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